【世界観】
用語集
【後天性遺伝子変異症候群】
激しい憎しみや悲しみ、恨みで人間が鬼に変異する事象。日本特有とされているが、外国のワーウルフや吸血鬼の一部もこれと同様の現象でないかとの研究も成されている。しかし一般的には知られておらず、また一部の対鬼団体では否定されている。
【人間】
一般人。通常はかよわい存在。激しい憎しみや悲しみ、恨みで人間が鬼に変異することがある。
【後天性遺伝子変異症候群】
一部の人間は強い精神力を以て人間に被害をもたらした鬼に対して祓い、殺傷(掃除)を行う職業に付いている。
【匂色機関】
太古から続く鬼祓いの能力をもった術師達の集まり。泉谷(いずみや) 陸原(ろくはら) 蛇草(はぐさ) 二宮(にのみや) 焔村(ほむら) 戸木(へぎ) 鳥落(とりおち)の七家であったため頭文字の「いろはにほへと」をもじって名付けられた。
現在二宮は除籍されている。現在の筆頭は泉谷。鬼人との恋愛・結婚はご法度。
【鬼】
後天性遺伝子変異症候群により鬼に変化した人間を特に指定する場合は「鬼」と記す。
人の持たない特殊能力が発現したり異形の姿に変化したりする。能力や姿は鬼となった原因の憎しみや悲しみにまつわる事象に起因することがおおい。
【鬼人】
一般的には鬼の血筋を持つ人間。鬼に対する感受性が人間より高いため、祓い屋、掃除屋の職業を選ぶ割合が多い。
注:後天性遺伝子症候群について一般的には知られていないため、鬼人と鬼は同一、また似たような物だとごちゃまぜに認識されることも多い。民間レベルで差別の対象になっている。
【祓い屋】
鬼になりかけてる人間を「祓い」を以て解決する職業。偽物も多い。
【掃除屋】
鬼になった人間を消す(殺す)職業。
【祓手(はらいて)】
鬼に対抗出来る能力で、攻撃タイプ。また、複数で鬼に対峙する際の攻撃ポジションに対してもこういう。
【護手(まもりて)】
鬼に対抗出来る能力で、防御タイプ。また、複数で鬼に対峙する際の防御ポジションに対してもこういう。
注:祓手、護手に厳密な能力的区別はなく、どちらに向いているかでざっくばらんに分けられている。そのため、祓手でも護手ポジションにつける。逆も可。
【桜華学園】
術師たちにより設立された学校。学校長は陸原家の者。初等部~高等部まである。鬼に対して感受性の高い子供たちを全国から集めている。対鬼の武器として刀剣や銃などの所持を特別許可されている。
【如月事件】
50年前2月に起こった。桜華学園の教師・如月が鬼となり、同僚2人を殺傷した事件。
如月が鬼人だったため、桜華学園ではしばらく鬼人の教諭の採用は行われなかった。